インドネシアには独自の文化や習慣、民族ごとの人生観などがあります。インドネシア語教室のWorldnesiaは、世界中の人々（World）とインドネシアの人々（Nesia）の相互理解を深めるため、ジャカルタで設立されました。私たちは、このような異なる文化や考え方について互いに理解し合えば、より良いコミュニケーションや円満な関係を築くことができると信じています。

Worldnesia代表のMonica Xieは、言語について深く学びそれを他者に教えることが生涯を通じての生きがいだと考えています。Monicaがインドネシア語講師としてキャリアをスタートした頃は、インドネシアに住む外国人の生活に役立つような教材がなく、販売されている教材の多くはインドネシア語の正しい使い方やジャワ人（主にジョグジャカルタの人々）の生活を紹介するだけのものでした。インドネシアはジャワ人以外にも様々な民族によって形成されているにも関わらず、インドネシア語教材においてはこのような状況でした。また、アカデミックな内容のものが多く、インドネシアで働く外国人のコミュニケーションには適さない単語や表現が使われていました。Monicaがインドネシア語を教え始めた当初は、生徒たちから教材に関する不満がよく上がっていましたが、これはレッスンで教わるインドネシア語が職場などで実際に接するインドネシア語と違っていたからだと後に気が付きました。

外国語ができるインドネシア人として、Monicaは次第にインドネシアで働く外国人に寄り添った内容で、且つインドネシアの様々な民族の文化や特徴を知ってもらえるような教材が必要だと感じるようになりました。また、言語学習は単に自分の言いたいことを話せればいいだけでなく、相手の言葉を聞き意図を理解し、相互にコミュニケーションを取れるようになるためのものだという考えから、インプットよりもアウトプットやスピーキングに重点を置いた学習方法に変えたいと感じるようになりました。

異なる文化や考え方の架け橋となり、私たちの目標である相互理解を促進するために、Worldnesiaは実用的なインドネシア語とインドネシア文化を学ぶことができるプログラムを提供しています。私たちのオリジナル教材には随所にインドネシアの文化や習慣、人生観などの情報が盛り込まれており、受講生の皆さんはインドネシア語を学びながら自然と文化なども理解していくことができます。

2019年の設立以来、私たちはインドネシアで働く150人以上の日本人に、5000時間以上のレッスンを提供してきました。現在、学習サイト（eラーニングサイト）におけるインドネシア語とインドネシア文化に関するコンテンツ数は100を超え、受講生の皆さんに喜ばれています。